2017年8月定例会

2017年8月18日に、ビッグデータプロジェクト定例会が開催されました。

筑波大学  計算科学研究センター 教授 天笠俊之先生が、「GPUを用いたビッグデータ処理の高速化および文科省/理研ビッグデータプロジェクトの紹介」というタイトルでご講演くださいました。 情報技術の発展と情報化の急速な進展、特にIoTの普及に伴い、実社会のあらゆる場面において膨大な「ビッグデータ」が生成されており、ビッグデータの利活用は強く求められています。一方、データ処理を含む多様な処理をGPUによって高速化するGPGPUが注目され研究開発が進んでいます。ご講演では、天笠先生の研究グループで取り組んでいらしたGPUを用いたビッグデータ処理(文字列類似結合、グラフクラスタリングなど)の高速化手法をご紹介くださるとともに、先生の所属するグループが中心となって2014年から実施されている文科省/理研「実社会ビッグデータ利活用のためのデータ統合・解析技術の研究開発」について、特に実証実験での取り組みについてご紹介くださいました。ビッグデータ解析の実社会での活用例が非常に興味深いご講演となりました。 NAISTは先生の母校でもあります。ビッグデータプロジェクトのためにご足労いただき、素晴らしい凱旋講演をありがとうございました。

次に、バイオサイエンス研究科植物発生シグナル研究室 助教 宮島俊介先生が、「シロイヌナズナの維管束パターン形成における細胞増殖制御機構の解析」につきご講演くださいました。 シロイヌナズナの根の維管束の二原型パターン構築過程での、局所的な細胞増殖の存在と、それを制御する因子の機能解析を紹介、さらに、Cell Vertex Modelを用いた新たなアプローチについてもご紹介くださいました。